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ゆうあい48号


ホームページ開設に向けて
 17年2月につくば市で開催された「障害者ホームページ作成初級講座」に参加する幸運に恵まれた。そこで学んだ事を思い出し、未熟児ながら何とか作成し、ネット上に送ってみた。
形が定まらず、技術が追いつかないまま気持ちだけが先行し、なかなかセンスのある見やすいページ作りは難しい。
出来るだけホームページらしく、画像中心の判り易い楽しい形式も取り入れて、小学生にも親しめるHPを目指したい。
主な内容としては
 ・行事・活動紹介
 ・会報「ゆうあい」の紹介
 ・ふれあいサロンの紹介
 ・会員のHP紹介など
適宜ふやしていきたいものである。
幸い当会員に友部福祉工場にお勤めの大用喜昭さんがおり身近に指導を受けられる。これからインターネット上のマナーや作成上のノウハウなどを教えていただきながら充実したページ作りに努めたいと思います。どうか気長に見守って頂くようお願い致します。

平成17年度総会及び研修 茨城県庁にて実施
  ・・・・・平成17年5月2日水戸市・・・・・
 前夜・早朝の雨に一喜一憂しながら集合時間を待ったが、幸いバスに乗り込む頃には雨が上がりホッと一息。谷田部庁舎を周り、市の福祉バスで水戸県庁に向かう。
駐車場から見上げる県庁は想像以上に高く、茨城県内で最も高い建物とか、ビル風にあおられながらも圧倒されながらまず外観を見てびっくり。

 高速エレベーターで一気に十一階へ。保健福祉部海野障害福祉課長からご挨拶と激励を頂き、見晴らしのいい会議室で予定通り議事は進行し、新年度の行事計画予算案と役員改選などが承認される。
昼食のあと、余興として森正武さん率いるウクレレクラブの演奏と歌、岡野清さんの腹話術で花をそえる。
そのあと、二十五階の展望レストランでコーヒーをいただきながら窓外にひろがる関東平野を眺望し、水戸市内から県北・筑波方面などを口々に確かめながら歓談した。
帰途は亀印お菓子工場・大洗お魚センターで新鮮なお魚をお土産として求め、無事研修旅行を兼ねた行事は終了した。

平成17年度事業計画

1.会自立行事推進
  ・総会及び日帰り研修
  ・長寿のお祝い
  ・体育(ボウリング)夏・冬
  ・長寿のお祝い
  ・新年会
3.茨身協・茨身連・茨スポ・文化協会関係事業への参加
  ・県スポーツ大会
  ・茨身協女性の集い
  ・県障害者福祉の集い
  ・県障害者自立シンポジウム
  ・県若人の集い
2.市・県主催事業への参加
  ・市サンサンフエステバル
  ・文化祭
  ・チャレンジアートフエスティバル
  ・社協ふれあい交流会(一泊・日帰り)
  ・〃 支部共催ふれあい祭り
  ・県山の集い
  ・県障害者美術展
4.その他
  ・ふれあいサロン継続
   今年度も内容を高め且つ閉じこもりを避け介護予防に取り組みたい
  ・「ゆうあい」編集(48号〜51号)
    四半期春・夏・秋・冬別に発行する。
  ・HP定期更新
   いつもアンテナを高く常に技術を高め感性を豊かに持って勉強したい
  ・市内福祉施設交流研修会

ボーリングの集い
  平成17年2月15日(火)
 龍ヶ崎サプラ内のハローズガーデンで第6回ボウリングの集いが行われました。つくば市でバスを出していただき、安心して行事を進めることができました。
 障害者にやさしい施設で、安心してボウリングを楽しめました。
車椅子でも入れるようにスロープがあり、また自力で投球が出来ない・投げる力が弱い障害者のために考案されたスロープ状の器具「投球台」「投球用シューター」、ガータにならないガータガードなどがあります。
おまけに新田会長の配慮で女性や高齢者にはハンディをつけてもらい、勝負抜きに楽しめる競技でした。

◆◇◆◇◆◇◆◇
   成績表
    優  勝    葛屋  傑さん
    準優勝    舞縺@幸子さん
    3  位    成島 政次さん
    ブービー賞  岩下幸太郎さん

 第六回ボウリングの集いはあしび野の葛屋さんが見事優勝し輝けるトロフィーを手にしました。
 投球フォームは豪快で力強く、「おぬし、やるな!」という感じ。案の定若かりし頃、職場関係の大会で賞を総なめにしたとか。
 視覚障害になり、始めは足が床になじめずに2度ほど転んだが、感はすぐ戻り大いに楽しまれた模様。数十メートル先のピンがまったく見えないため、今回は、ボランティアさんが方向決めや身体の向きを変えてくれたり、数本残ったピンの位置を説明してくれたおかげで、持っている力を十二分に出せ、自然体でゲームが出来たと感謝していました。
 又、同じレーンの仲間も声をかけて下さり、とても心強かったと喜びの感想を語ってくれました。
 多趣味で、尺八は名取の腕前。

 「葛屋河童(かどう)」という名前を持っているそうで、各地の大会にも積極的に参加されています。地域での活躍も目覚しく、民謡・カラオケ・詩吟・三味線・ウクレレなど、どんどんジャンルを広げておられます。
白杖を手に、道具は大きいリュックにしょって、あしび野のご自宅からほとんど徒歩で(四十分ほど)センターにいらっしゃいます。
いつも明るく元気で、普段鍛えたのどはやはり並ではありません。大きな声で「こんにちは!」と挨拶をしてくれます。     (木嶋記)

身障者雑感  舞縺@幸子
 私が身障者になってこの八月でまる五年になります。
瞬間、「障害者であることを忘れている」ことがありますが。それはアート等に夢中になっている時などです。
まさにアートは障害を越えるということでしょうか?
まだ健常者だった頃、人生の師の言葉に「年齢ではない、幾つになっても希望と目標を失わず持ち続けることが大事である」と、七十五歳で絵を描き始めたモーゼスお婆さんの話に感動して、私も七十五歳になったら描き始めようと思っていました。

 それが十五年も早く環境が整ったのです。まさにピンチがチャンスの時期到来でした。
とはいいながら何事も人の助けが無いと成就出来ない身の上、二月の県障害者美術展入選も、内容はともあれ、参加できたのが喜びと感謝でした。これも、新田会長を始めセンターの皆様のお陰で出来たと感謝しております。
又、初めての県障害者スポーツ大会ではソフトボール投げと、障害物競争に参加し、ソフトボールの部では前の人の投球を見て「あれよりは軽く越せるのではないか」と思いながら投げたのに現実を思い知らされました。
「人と比較するのではなく前の自分と比べるのが大事である」ということを現場で学ばせていただきました。
障害物競走ではボランティアさんの応援で金メダルをゲットでき、その他いろいろお世話になりながら学ばせていただいております。

 身障者になったお陰?で素晴らしい出会いも有りました。
そんな中大きな悩みも有りますが全て意味あることと捉え、それをバネにしながらプラス思考で前向きにマイペースで頑張っております。
取りとめのないダラダラした文章になりましたがこれからもよろしくお願いいたします。

介護保険と住宅改修
 間違いだらけのバリアフリー その四 寝室と居間の考え方

  
  福祉住環境コーディネーター    豊田 つかさ
  障害者も健常者も一日の三分の一以上を寝室で過ごします。そこで、大切なのは照明の形状と明るさです。照明は直接に光源が目に入らない位置にし、眩しさを防ぐためにシェード付にしましょう。夏に照明装置の中に虫が入り衛生上問題がありますのでシェードの取り外しの簡単なものにすることも大切です。明るさを調節できる機能付の製品も市販されています。

 障害を持つようになりベッドや車椅子を導入しようとする際「床をフローリングにしなければ」と考え勝ちがちですが、大きな間違いです。現在の畳は、中心にプラスチックが入っており車椅子の使用にも十分な強度を持っています。畳のほうが転倒の場合にもクッション性があり怪我防止に有効と思います。

 住宅内での寝室の位置はトイレや浴室の近くが原則ですが地震などの災害時にすばやく避難できる位置にすることも重要です。常に避難ルートを家族で決めておきましょう。その時、履物の確保もしておいて下さい。
寝室の次に長い時間を使うのが居間(リビングルーム)です。ここで問題になるのが家具の配置と色彩です。
日本の住宅内には余りにも家具が多すぎます。まさに、氾濫状態です。机やイスのように生活の利便性に有効なのは大切ですが、ホームセンターでむやみに購入した小物家具が危険なのです。
 
 これらの家具はカラーやサイズに統一がなく耐震性能が考慮されていません。転倒やつまずきの原因になります。居間の家具の配置は凹凸を無くし、カラーを統一して下さい。障害者が常時手を掛ける場所には重量のある家具を置いてください。
 
 障害者向けのインテリアというものは存在しません。私の三十年以上携わった経験から言いますと高齢者は茶色などの比較的暗い色を選択します。これでは、変化に乏しく重い雰囲気になります。これからの生活を明るく楽しくするためには爽やかな色を選択してみてはいかがでしょうか。

茎身協ウクレレクラブ くきの里で演奏訪問
 茎身協のふれあいサロンから生れた「ウクレレクラブ」が日頃の練習の成果をボランティア活動にと、くきの里のお年寄りの前で懐かしい唱歌や童謡などを披露しました。城山「レレ・マヒナ」のメンバーも応援に駆けつけてくれ、森代表のスチールギター・木嶋さんのボーカル・ウクレレ伴奏で、「ふるさと」「早春賦」など6曲。皆さんも口ずさんでくれました。

詩歌俳句川柳
  筑波・寺具 木 沢  隆

 運   命
一、短い事より 一生は
  長い苦楽の 坂があり
  適度な歩みが 必要と
 預かる命は 大切に

二、事の運びが 順調に
  進まないとて 嘆くなよ
  登り曲がりの この道に
 極楽浄土は 先の先

三、切り拓く 心一つの気力あり
  救う神あり 佛ある
  難所苦難を 乗り越えて
 安堵の胸を 撫でおろす

         平成十七年四月

リハビリテーション千話

     (997) 介護よければ終わりよし 

   大田 仁史 (県立健康プラザ管理者)
 「終わりよければすべてよし」はシェークスピアの戯曲です。その前に「介護よければすべてよし」と付けてみました。人生はもちろん、何ごとも最後が決まらないと締まりません。
体操の選手も着地をしくじると大きなマイナス点になってしまいます。
お金がどれほどあっても、地位がどれほど高くても晩節をけがしてしまっては何にもなりません。687回で「100引く1は0」と話してくれた大塚先生を紹介しました。この1は介護です。ですから介護がよくなければならないのです。そこで私は90足す1は100という式をつくりました。

 障害や年をとり手足や心が不自由になっても、最後によい介護を受けられれば100になる。 という洒落です。(前県立医療大学付属病院長)
―茨城新聞 平成17年4月21日―


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