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あけましておめでとうございます 会長 新田 進
今年も宜しくお願い申上げます。
障害者自立支援法を始めいろいろ課題山積みですが身近な問題から少しずつ解決していきましょう。
県障害者福祉の集いを契機に一視覚障害者を取巻く対面を果たすことが出来ました。又ホームページもようやく自立出来るようになりました。
この度、茎身協は日本リハビリテーション協会の情報提供団体として認定され、ノーマネットに登録、ホームページ公開サービスを利用することが出来るようになりました。
それにともない、ホームページアドレスを次のように変更いたします。
(新) http://www.normanet.ne.jp/~kukishin/
(旧) http://www.geocities.jp/susumu4362701/
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行事紹介
つくば市文化祭
日時:11月5・6日(土・日)
市民センターくきざき
公民館ホールで「ホームページ」と会報「ゆうあい」をパネルにて紹介。
ゆうあいは来場者に配布し、障害者、高齢者福祉への関心を呼びかけました。
5日にはリサイクルセンターでタオルの販売を行い、好評のうち半日で完売しました。
研修旅行
日時:11月16日(水・木)
栃木県馬頭温泉
障害者保養センター
那珂川苑
一日目:介護老人福祉施設「つ くばの杜」訪問見学のあと、友部SAで食事。馬頭町安藤広重美術館を見学して那珂川苑へ
二日目:麻呂宇土(菓子専門)でお土産購入、大子こんにゃく館にて昼食。笠間工芸の丘にてコーヒータイム。
那珂川苑は障害者が安心して利用できるバリアフリーの宿でした。紅葉も残っており苑の裏山を散策出来ました。
くきざきふれあいまつり
日時:11月20日(日)
つくば市茎崎老人福祉センター、抜けるような青空の下、社協と茎崎ボランティア連絡会共催で行われました。
各団体の模擬店・スタンプラリー・○×ゲームなど楽しい集いでした。
当会もねぎ他の野菜・タオルの販売、パネルで活動紹介などをし、多くの方たちに見ていただきました。
また、コーヒーコーナーもおいしいと評判でした
県障害者福祉の集い
日時:12月21日(水)
平成17年最後の行事として、常陸太田市民交流センターで行われました。心の輪を広げる体験作文入賞作品の発表と、俳優石井めぐみ氏による「やさしい街 やさしい人」と題した講演。
同時開催として、県ITサポートセンター主催による障害者パソコン体験フェアもありました。
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平成17年12月30日付け読売新聞投書欄の「気流」に掲載されましたのでご紹介します。
パソコンを覚え
人生にときめき
小白硲 岡野 清
六年前脳梗塞を患い、その後遺症で右半身が不自由になりました。右利きだったので、最初は左手で字を書く練習をしましたが、どうにもよく出来ず、目が疲れてあきらめました。
しかし、三年前身体障害者向けデイサービスで、偶然、パソコン体験をしたのです。パソコンなんて出来るわけがないと思っていましたが、体験がきっかけでときめきを感じることができました。
左手でも簡単に打てるパソコン。今では、主に身体障害者のメル友が数十人できました。今年はボランティアのお骨折りもあって、ホームページを作り公開する事ができ
また、パソコンで絵を描けるようになったことも大きな収穫です。それに、インターネットで視野が広くなり、好きな音楽を楽しむことも覚えました。普段落ち込んでいる私にとって、今年はパソコンで人生が輝いたすばらしい年でした。
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私のパソコン体験記
つくば市 金子 豊
私は今年65歳、中途失明の視覚障害者です。
10年ほど前に点字を覚えて、それ以来読み書きはすべて点字です。そんな私が今年の6月からパソコンの勉強を始めまして、最初はどうなる事かとハラハラして落ち着きませんでした・・・・。
最近は友達とのメールのやりとり、日記・住所録の作成、また10月にはパソコンで書いた文書をプリンターで印刷して20年ぶりに手紙を送る事ができました。まだ5通ですが、相手はビックリして大変喜んでくれました。
昨年の12月に視障協の行事で初心者向けのパソコン教室が開かれ、仲間達から誘われて渋々参加する事になったのですが、内心は私に出来るはずも無いし、覚えても何が出来るのか?それが解からない。
会場で初めてキーボードにふれて、ヤッパリこりゃー無理だわ・・・・、何しろボタンがビッシリ並んでいて何の目印も無い。それでもボタンを押すと音声で読み上げてくれる、これにはおどろいたね。研修は2日間で計12時間、文字の入力の仕方・メールを書いてから参加者同士での送受信・インターネットでホームページを見る、と書けば簡単だが、何しろ始めてやるのだから大変な騒ぎだ。
サポーターは「両手の親指は常にスペースキーの両側に置く事」と簡単に言うけど、その指が少しもジッとしていない。ましてや他の指はまったく言う事を聞いてくれないのだ。一つのキーを捜していると他の指は勝手に他のキーを押してしまう、いやはや困った事だ・・・。それでも時間があればa・b・cとアルファベットの位置をアチラコチラと捜して終了時にはaからzまで覚えたような気がしたね。
今年の3月にまたパソコン教室があり、参加した。今年は自習時間が多かったのでアルファベットの位置を何度も確認する事が出来た。
最近物忘れがあるし、記憶力も落ちてきた。少し乾き始めた脳に刺激を与えるためにも、パソコンに挑戦してみるか・・・と言う事で友部のITサポートセンターに自分のやってみたい事を話して相談に乗ってもらう。水戸の福祉事務所に周辺機器の補助の申請をする。(ご存知の事と思いますが、障害者がパソコンの周辺機器を購入する時に最高15万円の三分の二を補助して頂ける制度です)5月末にはノートパソコンと音声化用ソフト・文書読み上げ用ソフトメール用・住所録用と4種類のソフトの準備が出来ました。
(1) 文字の入力について
さて、文字の入力は点字にするかひらがなを探すのは大変だし研修で習ったローマ字にする事にした。ローマ字は少しだけ点字の書き方に似ている。点字のあ・い・う・え・おに6の点でかきくけこ、5と6の点でさしすせそになる。ローマ字はあいうえおの前にkをつけるとかきくけこに、sをつけるとさしすせそになる。そこで研修の時もaiueoを間違いなく叩けるように何度も繰り返して練習していましたね。ですから自分のパソコンに初めて触れた時は、ある程度の文字は書くことが出来ましたが、特殊な文字や記号は覚えるまでに結構時間がかかりましたよ。何しろローマ字のスペルが思い出せない、もうひとつ困るのは漢字に変換する時です。音声で読み上げるだけですから良く聞いていないと同じ読み方の違う文字を書いてしまう。今でも漢字の誤字があると思います。まあ、これもご愛嬌と思っていますよ。
(2) 初めてのメールを送受信する。
平成17年6月7日は、私にとって記念すべき日です。サポートセンターの紹介で2人のサポーターが見えた。二週間に一回二時間で費用は無料、お茶もお菓子も要らないという大変有難い制度です。最初は準備しておいたソフトのインストールと細部の設定これに時間がかかる。その後メールアドレスを入力してもらいテスト用の文章を書き、自分のパソコンに送信した。すると「メールが届きました」と可愛い女性の声で知らせてくれる、その早い事・・・最初の二時間はアッという間に終わった。
しばらくして、さて復習でもするかな・・ えーと何をどうしたかサッパリ解らない。まずは自分にメールを送ってみよう、最初はアドレスの入力だ。
「かあさん、そこのアドレスと書いてある所を読んでくれないか」
「えーと、何だろうこれは丸に小さなシッポが付いてるよ。こんなの見たこと無いよ」
「しようがないな〜
キュウじゃないのか?」
「違うね これは・・・」
でも、サポーターはキュウ キュウと読んでいたと思うけど・・・その他「i」を見ると数字の1じゃないかと言う、困ったぞ。しかし考えると無理も無い事で、50年以上もローマ字の小文字にはまったく縁がなかったのだから。それでも何とかしてアドレスを入力して自分で送る記念のメールだ。それ行けとキーを叩く。間もなく「メールが届きました」よし成功だ・・。早速読ませてみると何だ?急に英語でペラペラと読み始めたではないか。おっと何だこりゃー・・・
「かあさん、私のメールはどうしたのかな?アドレスを間違えたのでアメリカまで行ってしまったのかな・・・」困った事になってきたぞ。サポーターが来るまではまだだし、とにかく知らないメールは開けるなとの事だからほっておこう・・・。それ以降はマニュアルを聞きながら慎重に入力する事にした。それでもその後二回も同じメールが届いた。
こんな調子で始まった私とパソチャンのお付き合いも半年になります。10月の初めにはお願いしていたプリンターをサポーターに買ってもらい、操作方法を聞き、お礼の文書を印刷して最初の手紙をお2人に送りました。「良く出来ているよ。こんな嬉しい事はないよ」と喜んでくれました。今でもマニュアルを何度も繰り返し聞きながら解からない事はサポーターやメーカーにメールで質問して教えてもらいます。
先日木嶋さんに教えて頂いた青空文庫と声の花束をダウンロードしてCD―RWに録音しています。次回はパソコンからプレストークに録音する方法を教えてもらう事になっています。もう少し基本をしっかりして、その先はどんな事が出来るかな・・・・等と生意気な事が言えるのも、いつもはげましてくれる仲間達と素晴らしいサポーターと出会えた事と感謝しています。
最近売り出した茨城産の芋焼酎で、「常陸」これは結構いけますよ。こいつをお湯割でチビリチビリとすすりながらさて次は何を先生に教えてもらおうかな等と考えるのも楽しい事ですよ・・。
※金子さんは以前当会員でした。この度パソコンをマスターされました。
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[詩歌俳句川柳]
筑波・寺具 木 沢 隆
一、 寒(かん)の入(い)り 早く(はや)来い来い 春を待つ
待ち遠しい 和子
二、 健脚(けんきゃく)も 現在(いま)はイタワリ ソゾロ足
昭和二十五年頃には駅伝競走に三回出場
したが
三、新年(しんねん)に 平和(へいわ)を願う(ねが) 翁(おきな)かな
☆ 平和な年でありますように
四、新年(しんねん)に 無事を願って 気もアラタ
和子
五、川柳(せんりゅう)に 結(むす)びつけての 日々(ひび)暮(くら)し
☆常に考えてます
六、夕食に 南瓜(かぼちゃ)食べての 冬至(とうじ)かな
☆縁起物です
七、柚子湯(ゆずゆ)にて 鼻唄(はなうた)混(ま)じりの 湯舟(ゆぶね)かな
☆いい湯だね
八、椎茸(しいたけ)や すべての味(あじ)に 力(ちから)貸(か)す
☆ダシ味よし
九、倖(しあわせ)は 特技(とくぎ)活(い)かして 認(みと)められ
☆嬉しいことです 和子
十、若人(わこうど)よ 夢(ゆめ)叶(かな)うため マッシグラ
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三枚の年賀状
城山 新田 進
古稀を迎えた一昨年、年賀状書きが億劫になってきましたなどと失言して家内に叱られましたが、メールの世の中右マヒで半身不随も特に苦になりませんでした。年のせいか右マヒが強くなった感じで、よく右側にずっこけ危なく顔面に傷で言訳に四苦八苦です。・・・
それでも遠隔地の友から思いがけなくメールを頂き趣味も合うとなれば感激ものです。
今年頂いた賀状でご紹介させて頂くものは・・・。
賀 状
本庄市 内山正太郎
暖冬になるとの、気象庁の長期予報は、見事にはずれ、近年にない厳冬の季節に入りましたね。家内曰く、「平成ではなくして、まさに乱世年ですね。」と、私も同感と云う訳です。
新しき年は、「平穏で、安全、人に優しい年」になって欲しいと願っております。
座布団の上に寝かされていた赤ん坊の初孫が、来年の春には、大学三年生になるのですから、お互いに年をとるわけですね。まさにあっという間に七〇年余の歳月が、過ぎ去っていってしまったと言うのが、実感です。
昭和一桁の底力を発揮して、厳寒の日々に立ち向かっていこうではありませんか。
今日は、最近、インターネットで観た「ポール・デルボー」の版画を紹介します。(略)
では、またメールします。
謹賀新年
茨木市 植松 清義
茨城を離れて早三年。
ひ孫二人となりました
老々介護の身なれども
人もいろいろ
人生いろいろ
ご健康を
お祈りしています
[植松さんは自由ヶ丘に20数年お住いでしたが奥様のお身体の都合で、ご子息方がいらっしゃる関西へ引っ越しされましたが、お元気ですね]
明けまして
おめでとうございます
阿見町 相原 正幸
松口 月城
「日日是好日」
朝に吟じて
朗々精神を励まし
夕べに吟じて
悠々俗塵を掃う
日日応に知るべし
これ好日
行雲流水 思い
いよいよ新たなり
皆様のご多幸を
心からお祈り致します
本年もよき一年で
ありますように
平成十八年 新春
[相原さんは、12年程前脳梗塞で右マヒに:45号42号等に「スローライフ」他を寄稿]
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ご長寿のお祝い
年の瀬を迎えなにかと気忙しい事とお察し致します。貴方様におかれましては、日頃当協議会に対しご理解とご協力を賜り大変感謝申し上げる次第です。
さて、この度永年の会運営に対するご協力に対し感謝申上げるとともに、ご長寿祝福の記念として当協議会では、一昨年から七〇才以上の方に、昨年から六五才以上の方に、本年度は六二才以上の方々に形ばかりのものですが粗品を差し上げ大変喜ばれ恐縮しております。
一方、ご長寿の世の中とは云え八〇才を超えるのは健康第一、人生に於ける一つの節目をつけるのも道理と思いますので改めてご祝福を申上げました。
今年は旧年一二月に、六二才以上の方一六名にシクラメン一鉢、八〇才到達された六名の方にポインセチア一鉢を正副会長がそれぞれ持参してお配りしました。
お留守の方には夕方お電話で確認し大変喜ばれ或いはFaxでお礼状を戴いた方もいらしゃいましたのでご報告に代えます。
これからの予定
☆ 若人の集い
平成18年2月12日
県総合福祉会館
☆ ボウリングの集い
三月の初旬予定
★ホームページの公開により、会報ゆうあいはこれから年三回の発行となります。次号は五月の予定です。
編集後記
明けましておめでとうございます。
ゆうあい発行にあたっては、会員の皆様の投稿ご協力ありがとうございます。今年はホームページをノーマネットサイトに登録・公開したので、ゆうあいと共に、さらに充実させていきたいと思います。
皆様にとって良き年でありますようお祈り致します。
I.K.
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